母国語以外の第2言語を習得するにはどうしたら良いかを研究した学問が第2言語習得論となります。
この習得論をざっくりと説明すると、三つの要素が基本となります。
1.インプットする(input)
リスニングや読解など、外部から言語を受け取ることを指します。自然な発音や表現を聞いたり、文章を読んだりして、新しい情報を取り入れます。
2.アウトプットする(output)
スピーキングやライティングなど、言語を使って情報を表現することを指します。学習した知識や表現を実際に使うことで、コミュニケーション能力が向上します。
3.自動化できるようになる。(Automation)
繰り返しの練習や実践を通じて、言語の知識や表現が自然に使えるようになります。これにより、言語を自動的に使えるレベルに到達します。
インプットとアウトプットは、誰でも納得で出来るのではないでしょうか?
3つ目の「自動化できるようになる。」とはどういうものかと言うと無意識レベルで、聞いた言葉の意味を理解し、言いたい事を即座に第2言語で発言できる状態となります。
他の例で言うと、自動化とは、自転車に乗ったりピアノを弾けるようになる事と同様です。自転車に乗れるようになると、一々、ハンドルがとかペダルがとかバランスがとかは考えて操作しません。ほとんど自動的に操作できるようになります。
日本人が学校で6年間も英語を学んでも英語を話せない理由は自動化を学ぶ機会が存在しないのが原因の一つでもあります。
では、どうしたら自動化できるかと言うと、結局の所、繰り返しトレーニングする事が大切となります。
ただ、英会話をマスターしたいなら、英文法は、中学レベルの英文法で十分なのです。英語が話せないからもっと勉強しなければと考えて難しい英文を覚えることは、自動化できない文書を量産することになり、より英語が話せない人になってしまいます。
インプットとアウトプットを効率よく繰り返して学習する事を考慮して開発したアプリが Shared Study アプリになります。